2012年6月26日火曜日

仕事の報酬とは何か

東京で働いていた3年2ヶ月を
ぼんやりと振り返っていました。
あの3年2ヶ月は、
僕にとって、どんな意味があったのか、と。

どんなスキルが身に付いたとか、
どんな成果を出したのかとか、
どんな評価をもらったのかとか、
自分にとっては些末なことなんだなぁ、
というのが実感です。

就職する前はやっぱり、
早く成長したいとか、バリバリ結果出したいとか、
思っていたというか、
たぶん思い込ませていた自分がいるんですけど、
あらためて自分の心の声を聞いてみると、
もちろん意味がないとは思いませんが、
根幹ではなく、枝葉のように感じられるんです。

じゃあ、この3年2ヶ月は意味がなかったのか
というと、もちろんそんなことはなくて。

僕にとって本当に意味があったのは、
自分がそれまで知らなかった自分の側面を
知ることができたことです。
それは、新たな一面であったり、
より深い階層であったり。

そして、それ以上に意味があると思えるのは、
それまで関わりのなかった人と繋がれたこと。

僕は極度の人見知りで社交性も低いので、
新しい人と知りあいになる機会は、
そう多くはありません。

でも、仕事は当然そうはいかないわけで。
コミュニケーションを重ねるうちに、
最初は義務感で嫌々だったかもしれないけど、
段々と仲良くさせてもらう人が出てきて、
コミュニケーションそれ自体が楽しくなって、
嬉しいというか、居心地がいいというか。

つまり、僕にとっての、仕事の報酬とは、
「自分や他人との出逢い」だと思うのです。

そして、スキルとか成果といった枝葉は、
その出逢いを作ったり広げたりする
手段として意味のあることなのかな、と。

新しい自分に出逢えたこと。
素敵な方々に出逢えたこと。
そういった意味で、この3年2ヶ月は、
僕にとって掛け替えのないものです。

そして、「素敵な人に恵まれる」というのは
僕が自信を持って言える唯一の強みです。


昨日は石巻を自転車で散策しました。
宿泊拠点周辺の喫茶店巡りもしていて、
一昨日昨日の2日で、なんと6軒(笑)
気さくに声をかけてくださる方が多く、
居心地のいい時間を過ごせました◎

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