2012年6月30日土曜日

一期一会を楽しむ

旅に出る前、ぼくは、
「長く続く関係にこそ大切なものだ」
と思っていました。

ただ、この旅に出て、
WWOOFでホストさんのところに滞在したり
ほかのウーファーと交流したり、
ユースホステルやゲストハウスで
オーナさんやほかの宿泊者とワイワイしたり
という経験を重ねるなかで、
(出会う人みんないい人ばかりなんだよな~)
考え方が変わってきたというか、
新しい楽しみかたができてきたというか。

ベタな言い方をすると、一期一会。

長く続かないとしても、その場限りだとしても、
いや、だからこそ、二度とない出逢いを楽しむ。
(そしてそれは、初めて出合う人だけじゃなくて)

そういう面白さもあるんだなぁ、
というのが強く感じられるようになってきました。

とはいえ相変わらずの極度の人見知りなので、
自分から気さくに話しかけたり、
場を盛り上げたり、
というのはマダマダできないんですが(笑)


昨日は、朝に仙台を出て、山形方面へ。
途中、友人に強くオススメされた山寺に行き、
早めにゲストハウスに行って、のんびり。
夜は初めて出逢ったメンバばかり9人で
餃子パーティ。
空が明るむ時間まで食って飲んで喋って(笑)
めっちゃ楽しい時間でした◎

2012年6月29日金曜日

人間はなにものか。どこから来て、どこへ行くのか

興味を持っている分野なんて、
その時々で変わっていくものだと思います。
なので、いまの僕が興味ある分野について。

いま、というか、旅にでる前に
よく読んでいた本の分野は、
宇宙の創世、地球の歴史、生物の進化(遺伝)、
人体の仕組(脳科学、心理学)、
といったところでしょうか。

宇宙がどのように始まり成長していったのか。
地球がどのような過程を経てきたのか。
生物がどのように進化してきたのか。
人間がどのような仕組みでなりたっているのか。

つまり、言い換えると、
「われわれはどこから来たのか
 われわれはなにものか
 われわれはどこへ行くのか」
というゴーギャンの絵のタイトルと同じかな、と。

一時期、ぼくは、自分の存在意義を見出すために、
人間が「なぜ」存在するのかが知りたくて、
哲学の本をいろいろ読んだりしました。
(ほとんど理解できませんでしたが。笑)

そこで自分なりに出した結論は、
「理由はない」ということです。
(そこに理由を持たせようとするのが宗教)

なので、演繹的なアプローチをやめて、
帰納的なアプローチへと転換して、
宇宙開闢以来の「歴史」に
興味を持っているところです。

宇宙の創世、地球の歴史、生物の進化、人体の仕組
を全体的にとらえることができれば、
「本質」がつかめると思うんですよね~。


書くつもりがなかったことまで書きすぎました。
ま、いっか。。。笑
昨日は、思うところあって、
農地再生のボランティアには行かず、
仙台よりさらに南の方へ下りていったり、
宿でのんびりしていました。
ゲストハウスの「梅鉢」さん、いいとこでした◎

2012年6月28日木曜日

根は楽観的?

ぼくは、周りの方からネガティブって
評価をしていただくことが多くありますし、
自分でもそうだなぁ、とだいたい思っていますが、
ちょっと考えてみると、
そうじゃないかもなぁ、と思うこともあるんです。

なんというか、ネガティブなのは表層的なとこで、
根っこのほうは、ポジティブというか、
楽観的なんですよね、たぶん。

次が決まっていない状況で仕事を辞めることも、
いまやっているような旅をすることも、
予定をあんまり決めずに旅していることも、
本当にネガティブな人なら、
やらないんじゃないかなぁ。

具体的に考えたり、未来のことを考えるのが
苦手だっていうのもあるのかもしれませんが、
それだけじゃなくて、

「まぁなんとかなるでしょ」
っていう感覚があるというか。
「こんくらいで死にはしないでしょ」みたいな。

と言っても、
本当に命の危険がある国に
行っているわけでもないので、
大したことありませんが。
(こういうこと書くから
 ネガティブって言われるのか。笑)


昨日は仙台市で農地再生のボランティアでした。
気仙沼でやっていたみたいに
瓦礫撤去をするつもりでいたんですが、
なんとタマネギの収穫作業。
そんなに広くはない畑から大量に穫れて、
良い経験ができました◎

2012年6月27日水曜日

いま、どうしてるかな

正直に書きますけど、
一人旅をしていると、
寂しくなる瞬間が、やっぱりあります。
わりと独りに慣れている方だとは思いますが。

何人かで賑やかに過ごしていた場所を出た
その日のひとりの夜とか、特に。

そんなときは、ぼんやりと考えごとをしたり、
その日にあったことを振り返ったり、
ネットを見たりして、早めに寝ます。
(というか、最近22時には眠くなります。笑)

考えごとのテーマで多いもののひとつが、
これまでの人生で関わったかたのことです。
あの人はいまどうしてるかなぁ、とか。

思うに、

いまどうしているかな、
とフト気になる相手がいること。
いまどうしているかな、
とフト気にしてくれる相手がいること。

次に逢うのが楽しみな相手がいること。
次に逢うのを楽しみにしてくれる相手がいること。

これが、人生の醍醐味というか、
幸せなんじゃないかな、と。

人生の多くを経験してきたわけではありませんが
そんなことを、ぼんやりと。


昨日、石巻から仙台へと来ました。
途中で松島の観光もサクっと。
夜は友人とご飯でした。
旅先で友人に再会できるのっていいですね◎

2012年6月26日火曜日

仕事の報酬とは何か

東京で働いていた3年2ヶ月を
ぼんやりと振り返っていました。
あの3年2ヶ月は、
僕にとって、どんな意味があったのか、と。

どんなスキルが身に付いたとか、
どんな成果を出したのかとか、
どんな評価をもらったのかとか、
自分にとっては些末なことなんだなぁ、
というのが実感です。

就職する前はやっぱり、
早く成長したいとか、バリバリ結果出したいとか、
思っていたというか、
たぶん思い込ませていた自分がいるんですけど、
あらためて自分の心の声を聞いてみると、
もちろん意味がないとは思いませんが、
根幹ではなく、枝葉のように感じられるんです。

じゃあ、この3年2ヶ月は意味がなかったのか
というと、もちろんそんなことはなくて。

僕にとって本当に意味があったのは、
自分がそれまで知らなかった自分の側面を
知ることができたことです。
それは、新たな一面であったり、
より深い階層であったり。

そして、それ以上に意味があると思えるのは、
それまで関わりのなかった人と繋がれたこと。

僕は極度の人見知りで社交性も低いので、
新しい人と知りあいになる機会は、
そう多くはありません。

でも、仕事は当然そうはいかないわけで。
コミュニケーションを重ねるうちに、
最初は義務感で嫌々だったかもしれないけど、
段々と仲良くさせてもらう人が出てきて、
コミュニケーションそれ自体が楽しくなって、
嬉しいというか、居心地がいいというか。

つまり、僕にとっての、仕事の報酬とは、
「自分や他人との出逢い」だと思うのです。

そして、スキルとか成果といった枝葉は、
その出逢いを作ったり広げたりする
手段として意味のあることなのかな、と。

新しい自分に出逢えたこと。
素敵な方々に出逢えたこと。
そういった意味で、この3年2ヶ月は、
僕にとって掛け替えのないものです。

そして、「素敵な人に恵まれる」というのは
僕が自信を持って言える唯一の強みです。


昨日は石巻を自転車で散策しました。
宿泊拠点周辺の喫茶店巡りもしていて、
一昨日昨日の2日で、なんと6軒(笑)
気さくに声をかけてくださる方が多く、
居心地のいい時間を過ごせました◎

2012年6月25日月曜日

お客様では、いられないこと

「自分の仕事」を考える2日間in札幌
の前夜祭イベント(6月1日)で、
「自分がお客様では、いられないこと」を
考えるというワークショップがありました。

「お客様では、いられないこと」を、
「供給側にまわってしまうこと」と捉えると
それはいまの自分にはないなぁ、
というのが正直なところです。
僕には特別な能力も強い想いもありませんし。

農業についてもそうで、
ついつい「食」の供給側になってしまう、
という感じではありません。

ただ、「お客様では、いられないこと」を、
「ひとまかせにはしたくないこと」と捉えると
それが「食」なのかな、だから農業なのかなぁ
と少し思ったんです。

「自分の仕事」を考える2日間in札幌
の1番目のゲストとしてお話してくださった
ミナ ベルホネンの皆川明さんのお話の中に、

外部に頼みすぎると頼みグセがついてしまう。
これは自分達にはできない、と思い込んでしまう。

という言葉があって、
それに近い感覚なのかなぁ、と。

「食」は、生きるために最も大切なことのひとつ。
その「食」にかかわるほとんどすべてを、
いまの僕は「外部」に依存してしまっています。

いまはそれで不都合がないのかもしれませんが、
やっぱり自分としては違和感があるし、
有事の際に自分で「食」を調達できるというのは、
とても「強い」ことだと思うんです。


昨日の朝にボランティアの拠点(登米市)を出て
石巻へとやってきました。
喫茶店でコーヒーを飲んで、お店でご飯を食べて
商店街を散歩して、というのんびりな一日。

2012年6月24日日曜日

理想の思考パタン

北海道のWWOOFでアスパラ畑の
草むしりをしながら考えていたことです。

学生団体時代の知人や会社の方などなどから
「思考が深い」という評価を
していただくことがあるんですが、
自分としては、ちょっと違う気がしています。

僕は、自分の思考が深いとは思っていませんし、
深い思考をしたいとも思っていないんです。

幅広い知見に触れて潜在意識の引き出しを増やし、
その引き出しをもとに直感的な判断をし、
その判断を本質的かつシンプルに言語化する。

というのが僕の理想とする思考パタンです。
(あくまで理想で、現実はほど遠いですが)

ですので、
僕は具体的に具体的に考え抜いたり、
深掘って深掘って考えたりするのが苦手で、
曖昧な概念レベルでの浅い思考が
多いなぁと認識しています。

そして、僕の思考が遅い大きな原因の一つは、
この「言語化する」という作業が苦手、
というのがあるんだろうなぁ。

細かい言葉のニュアンスへのこだわりが
恐らく人一倍強いので、
言語化することへの抵抗感があるというか、
うまく表現できる言葉が見つからないと
口を閉ざしてしまうというか。

相手を不安にさせたり、苛つかせてしまうことが
多々あるので、どうにかしなきゃ、と
(少しは)思っているのですが。。。


昨日もボランティア作業ができました。
夜は1年以上もボランティアをされていた方の
壮行会で、地元の方々も集まっての宴会でした。
少しでしたが、
地元の方々の想いのようなものが聞けて、
イイ時間でした。

2012年6月23日土曜日

東日本大震災前後の価値観の変化

いま、「被災地」と呼ばれる場所を回り、
実際に自分の目で見て感じることで
いろいろ思うことがあります。

ですが、
去年の3月11日の東日本大震災の前後で、
自分の価値観に大きな変化は生じていない、
とぼく自身は思っています。

あの地震があってもなくても、
同じ時期に会社を去る決断をしていたし、
農業という方向性も同じだったと思います。
(WWOOFや旅はしていないかもですが)

ただひとつ、あの地震の少し後に、
強く思ったことがあって。
それは、サラリーマンの不自由さ、です。

長期でボランティアに行こうと思っても、
身軽には動けない。
そういう身分ではいたくないな、
と思ったことを覚えています。

いまは自由ではありますが、
逆に根を張っている場所がないので、
自由を満喫しつつ、
五感をひらいて根城探しもしていきます。


昨日も良い天気の中、ボランティア活動でした。
心地よい疲れと、お腹いっぱいのご飯。
楽しい毎日を送っております。

2012年6月22日金曜日

頭も体も動かす

被災地で復興支援のボランティアを
本腰を入れてやることは、
いまのぼくの自分事ではない気がしている、
また、そう感じる理由は自分でもわからない、
と昨日書きました。

今日、ボランティアの作業をしながら、
ふと思い浮かんだことがひとつあります。

それは、頭も体も動かしたい、ということ。

東京でオフィスワークをしていたときは、
頭は(多少)動かしていたけど、
体はほとんど動かすことがありませんでした。
そこに、自分としては違和感というか、
「これではイヤだな」という感覚があって。

復興支援のボランティアは、特にぼくは、
体力作業系のボランティアしかしないので、
体は動かすけど、頭はほとんど使わない。
これはこれでもちろん楽しいんですが、
長期間やりたいことではないかなぁ、と。

それで言うと、
ぼくが次にやろうとしている「農業」は、
頭も体もフルで動かさないとやっていけない。
この点においても、僕の想いというか、
やりたいことにはまっているんじゃないか。
そう感じているんです。


昨日は天気も良く、ボラ作業ができました。
なにか農業にかかわるボランティアを、
ということで、僕がやってるのは農地再生です。
津波をかぶって瓦礫まみれになった田畑から
瓦礫や石を取り除いて、また使えるようにする
という地道な作業。
北海道のWWOOFで草むしりをし続けて、
なくなった握力がようやく回復したと思ったら、
また握力がなくなってきました(笑)

2012年6月21日木曜日

「被災地」との関わり方

自分事と他人事について昨日書きました。

そのことに思い至ったきっかけがあって、
それは、自分と「被災地」との関わり方を
考えたことでした。

気仙沼で2泊した宿に、1年以上泊まり込みで、
ボランティアをされている方がいらして。
30近くの女性の方で、仕事も辞められていて。
収益をあげる事業のようなものも、
おそらく、ほとんどやっていないので、
基本は持ち出しでやっているのだと思います。

その方の姿を見て、雑談をさせてもらって、
羨ましさを覚えた自分がいながらも、
でもそれは僕の「自分事」ではない気がする、
と感じた自分もたしかにいたんです。

なぜ「自分事」ではないと感じたのかは、
自分でもよくわかりませんが、
自分にはできない(能力も先立つものも)、
と感じたのはひとつある気がしています。

それと、いまはこの旅を続けたい、
という想いもあるんだろうなぁ。

「被災地」とのかかわりにおいて、
いま、ぼく自身ができること。
それは、体を動かす系のボランティアと、
「被災地」のいまを自分の目と心に焼き付ける。
とても微力ですが、そう感じています。


・・・ということで、
19日の夜に宿泊所に到着して、
20日の朝から宮城県のとある場所で
ボランティアをしています。
といっても、20日は台風の影響もあって、
あまり作業はできなかったのですが。

2012年6月20日水曜日

「自分事」と「他人事」

「~のために」への違和感というか、
「上から目線」への違和感というか。

この2日間で少し書いてきたんですが、
ふと感じたことがありました。

それは、違いを生んでいるのは、
「自分事」としてやっているか、
「他人事」としてやっているか、
なのかなぁ、と。

ここで言う「自分事」と「他人事」の違いは
起点が自分にあるか、他人にあるか、かなぁ。

純粋に「自分」がやりたいから、やる。
「自分」ができることだから、やる。
それが、「自分事」で。

「他人」に貢献したいから、やる。
「他人」が困っているから、やる。
「他人」に評価されたいから、やる。
それが、「他人事」なんじゃないのかな。

「他人」のために「他人」のことをやる、
のではなく、
「自分」のために「自分」のこととしてやる。

もちろん、「自分」のためにやることが、
結果として「他人」のためになっている
必要もあるので難しいところですが。


昨日の早朝に陸前高田を出て、
海岸線沿いをバスで下り、
南三陸町まで行きました。
雨が降ってきたのであまり歩き回れず、
商店街でご飯を食べたり、
カフェでまったりしたり。
夜にはまた別の場所に移動して宿泊。
直撃は免れたとはいえ強い雨風でしたが、
ふっつうに爆睡してました(笑)

2012年6月19日火曜日

自然の一部になる

お客様の課題を解決するために、
社会課題を解決するために、
といった言葉の裏にあるように感じられる
上から目線への違和感について昨日書きました。

今日は、その続きで、
じゃあ自分は何のために働くのかについて、
白神山地を観光した際に思ったことを。

樹齢約400年のブナの大木を前に、
30分くらい1人になれる時間があったので
木と対話、、、はできませんでしたが、
静かに木と向き合うことで湧き出る
自分の内からの声と対話していました。

400年って、すごいなぁ、と。
日本だと、江戸時代がはじまったくらい。
そんな遙か昔に生を受け、繋いでいる存在。
ただ長生きだからすごい、というのではなく
生命としての強さがとてつもないというか。

人間には生き得ないその年月を生くる存在に
抱くのは、ただただ、畏敬の念で。
この生命を、人間のおこないが原因で
途絶えさせてはならない。

そう、思ったんです。

それは、この大木だけに限った話ではなくて。

自然、もっと言うと、地球を次代に繋げる。
これは、人間の使命ではなく、
犯してはならない宿命なんじゃないか。

だとすると、僕は、
お客様のために、とか、社会のために、
ではなくて、自然の一部になるというか、
自然のより良い歯車のひとつになるというか。

自然を守る、となると違う気がするんです。
守る、というとき、
自然を人間とは別の存在と捉えているし、
「上から目線」のニュアンスもありますし。

どういう形で実現していくか。
農業なのか、それともほかの何かなのか。
具体的なことは何もわかりませんが、
忘れたくない想いとして。


昨日の昼に気仙沼を出て、陸前高田に。
バスを市役所前で降り、
駅の方へ坂を下っていく途中にある
「りくカフェ」というところに立ち寄ると、
鈴木旅館さんを紹介していただき、
電動自転車まで貸していただきました。
陸前高田をまわり、夕飯は未来商店街で。
「りくカフェ」のかたに、
いろいろ紹介していただいたおかげで、
半日でしたが無事に過ごすことができました。

2012年6月18日月曜日

「~のために」というスタンスへの違和感

お客様の課題を解決するために、とか、
社会課題を解決するために、とか。

仕事の目的や動機、やりがいなどが
語られるときに
よく目や耳にする類の言葉だと思います。

そういって語られる言葉や想いは、
とても素晴らしいものです。

・・・ですが、どこか違和感が拭えない。

どんな違和感があるのかというと、
なかなか言葉にしづらいんですが、
この言葉や想いの裏にある、
「上から目線」なのかな、と感じています。

たとえば、
お客様が営業に困っているから支援する。
発展途上国の子供たちに学校を建てる。

こういったものは、事実や結果としては、
素晴らしいものだと思うのですが、
仕事の目的や動機、やりがいとして
語られるようなものなのでしょうか。
ただ自分(たち)ができることをやった結果
なんじゃないかと思うんです。

言い換えると、
「できる自分(たち)とできない相手」、
という構造にあるというか。
その優位性を感じていたいだけなのでは、
と思うこともあります。

そうじゃなくて、
それぞれできることもできないことも
持っている人同士が、
できることを出し合い交換し合った結果、
というような関係が自然なのでは、
と感じています。

相手が困っていることが、自分のできること
というのは偶然というか、結果というか。

・・・うまく言えないんですが、
この「上から目線」では?という違和感は、
自分には大事なことのように思えるので
継続的に考えたいテーマの一つです。


ってことを、北海道でのWWOOF期間中に、
アスパラ畑の草むしりをしながら
つらつらと考えていました。

16日の朝に弘前を出て、バスで盛岡へ。
盛岡ではわんこそばを食べただけで(笑)、
16日の夜~18日の昼まで、
宮城県の気仙沼市にいました。
気仙沼では何カ所かある復興商店街をまわり
美味しいご飯を食べ歩いていました。
いわゆる「被災地」と呼ばれるところの
現状を直に見て感じたことは別の機会に。

2012年6月17日日曜日

2012年6月16日土曜日

白神山地観光2日目(十二湖)

さて、白神山地観光2日目の足跡です。

1日目は東側からブナ林を観たので、
2日目は西側からまわってみました。

行ったのは、十二湖というところです。

●6月15日(金)

9:00頃、弘前駅を出発。
JRのリゾートしらかみ号で十二湖駅へ。

11:20頃、JR十二湖駅に到着。
駅の周辺を少しぶらぶら。

11:35頃、JR十二湖駅を出発。
バスで十二湖へ。

11:50頃、十二湖に到着。
十二湖を散策。

15:30頃、十二湖を出発。
バスでJR十二湖駅へ。

15:50頃、JR十二湖駅を出発。
普通列車で弘前駅へ。

19:30頃、弘前駅到着。
白神山地観光2日目終了。


2日目に失敗しそうになったのは、
リゾートしらかみ号のチケットを買うのが
ギリギリだったことです。

あと、弘前の宿に連泊したので戻りましたが、
秋田に行っても良かったかと少し思いました。

ちなみに、リゾートしらかみ号は、
青森・弘前や秋田から、
日本海側の白神山地へ行くのに便利です。
(っていうか普通列車が少ないので、
 ホボ利用せざるを得ませんが、混みます)
車内で津軽三味線の生演奏タイムがあったり、
絶景ポイントで徐行してくれたりします。

十二湖には行くつもりはなかったんですが、
(というか知りませんでした)、
とても良かったです。
なかでも、青池がとっても神秘的で綺麗で、
僕は青池だけで2時間以上いました(笑)


今日から6月いっぱいまでの半月は、
ここに行ってみたいな~、
という曖昧な予定しかない道中です。
今日泊まる場所も決まっていない、
という状態は楽しくもあり少し不安もあって
なかなか面白い感じです。
とりあえず、
今日の寝床はなんとか確保できています(笑)

2012年6月15日金曜日

白神山地観光1日目

13日に北海道を出て青森へわたり、
14,15の2日間はWWOOFではなく
観光をしていました。

行ったのは、ずっと前から、
日本で最も訪れたいと思っていた場所の1つ
白神山地です。

今日は、この2日間の僕の足跡を記した上で
僕のノープラン行き当たりばったり観光での
失敗談(?)を踏まえての
白神山地観光のポイントを記します。

●6月14日(木)

8:00頃、弘前駅を出発。
バスで西目屋村役場前まで。

9:00頃、西目屋村役場前に到着。
徒歩で白神山地ビジターセンターへ。

10:00頃、西目屋村役場前を出発。
バスで津軽峠まで。

11:15頃、白神山地の津軽峠に到着。
マザーツリーやブナ林を散策。

13:40頃、津軽峠を出発。
バスでアクアグリーンビレッジANMONへ。

14:00頃、ANMONに到着。
ブナ林を散策。

16:20頃、ANMONを出発。
バスで弘前駅まで。

17:30頃、弘前駅に到着。
白神山地観光1日目終了。


今回、事前にあまり調べずに白神山地に行き、
もろもろ失敗しました(笑)

・バスは少なく、バスでは行けない場所もある
→レンタカーやタクシーツアーが良いかも

・ガイドなしでは行けない場所がある
→事前に要チェック&要確保

・閉鎖期間がある
→冬季閉鎖期間が長い。事前に要チェック

この3つが主なところです。

閉鎖期間は年によって変わるらしく、
暗門の滝というポイントが、
今年は例年より雪が多かったらしく
まだ閉鎖中でした。。。

まぁ、失敗もしましたが、白神山地のブナ林を
十二分に堪能できたので満足しています◎

1日目だけで長くなってしまったので、
2日目の足跡は明日にまわします。


これまで何度も落としながらも、
無事だったiPhoneの表面ガラスが、
ついに割れてしまいました。。。
液晶保護シールもケースも付けずに
旅をするのはやはり無謀だったようです(笑)
幸いなことに壊れてはいないので、
のらりくらりとやっていきます:-)

2012年6月14日木曜日

【WWOOF体験記】オフの一枚@神仙沼

これもオフの日に連れて行っていただいた
神仙沼というところで撮った写真です。

【WWOOF体験記】オフの一枚@羊蹄山

これはオフの日に観光(?)に行った
ミルク工房というところから撮った
羊蹄山の写真です。

【WWOOF体験記】ウーファー仲間と

この写真は作業後に撮ったもの。
ブヨ(小さいハエみたいなやつ)が
たくさん飛んでいて噛まれたら痛いので、
みんな顔が隠れています(笑)

【WWOOF体験記】ホストさんの農場

今日は北海道でのWWOOF滞在中の
写真を少しご紹介します。

この写真は、滞在先のホストさんの農場。

奥の右側に見えるのは羊蹄山です。
雄大な眺めでとても気持ち良かったです。

2012年6月13日水曜日

【WWOOF体験記】素敵なホストさん

北海道でのWWOOF滞在、
本当にすばらしい時間でした。

景色は雄大。空が広くて、山が多くて。
6月の北海道は良いですね。気持ちよすぎる。
緑がめちゃくちゃ鮮やか。
正直、移住先として、かなり心惹かれますが、
やっぱり雪に閉ざされる冬のことを考えると、
1人で農業を始めるにはハードルが高いなぁ。

でも、ほんと、冬以外は最高だと思います。
いろいろな食べ物が育てられるし、
寒暖の差が大きいから美味しく育つし。

そういった地理的要素も大きかったですが、
何よりもホストさんがとても素敵でした。

ご夫婦でなさっている農園で、
おふたりとも穏やかでとても仲が良くて、
やらないままで後悔はしたくないと、
心の向くままに生活を楽しまれていました。

そのためのこだわりのようなものも強く、
その面での厳しさも持ち合わされていて、
自分たちが納得できる生き方をされている
ということが感じられました。

僕も就農を目指していることもあって、
ホストさんご自身の体験談なども、
いろいろ聞かせていただき面白かったです。

ウーファーも面白い人ばかりで、
ウーファーとホストさんとの絡みも楽しく、
料理もとっても美味しくて、
本っ当に、居心地が良かったです。

もともと1週間の予定だったところを
2日延長させてもらいましたが、
正直、もっと長期間いたかったです。
移住地を探す旅じゃなかったら、
もっと長居してたのになぁ。

どうしてここまで居心地が良かったのかを
振り返ってみると、一番大きなことは、
ホストさんが人手を集める仕組みとして
WWOOFを利用しているのではなく、
ウーファーと一緒になって笑いあったり、
ときにはウーファーにいじられたり(笑)
ウーファーとの交流を心から楽しんでいる、
というところなのかな、と思いました。

初WWOOFでこのホストさんのところに
滞在させてもらってしまったので、
今後の滞在先で満足できるか不安です(笑)

もし北海道(特にニセコ方面)で、
WWOOFをしたいという方がいましたら、
本当にオススメですのでお教えします◎
(連絡先はプロフィールのgmailです)

いずれ僕もWWOOFのホストになりたい
と思っているので、
素敵なホストのあり方を見せていただく、
という意味でもとても良い経験でした。


後ろ髪引かれつつも北海道ニセコ近くでの
WWOOFを終え、今日は移動日でした。
朝7時にホストさんの家を出発し、
ずっと電車だったのではありませんが、
宿に着いたのが21時過ぎ。
さすがにちょっと疲れました。
WWOOFの農作業で溜まった
心地よい疲れも体中にあります。
ずっとアスパラ畑の草抜きをしていたので、
右手の握力がホボありません(笑)

2012年6月12日火曜日

人間としての器

器が大きい/小さいという表現は
言い得て妙だなぁ、なんてことを
農作業しながら考えていました。

人としての器の大きさって、
どれだけ人を受け止められるか、
ということだと思うんです。

で、どれだけ、っていうのには、
たぶん量と質とがあって。

量は、何人を受け止められるかで、
つまり器の容積というか。

質は、どんな人を受け止められるかで、
自分が扱いやすい人だけ受け止められる器
自分より能力の高い人を受け止められる器
自分と考えが異なる人を受け止められる器
などいろいろあるなぁ、と。

量と質の他に、器の形もひとそれぞれで、
なめらかな器や尖った器など、
形もいろいろあるように感じます。

自分の器はまだまだ
小さいし、質も低いし、形も悪いなぁ、
と感じたことがあった一日でした。

どんな器になりたいんだろう、僕は。
いつも頭の片隅で考えたいと思います。


相変わらず、期間を延長して、
北海道の農園でWWOOFしています。
東京で働いていたときは、毎食パン1つ、
みたいな生活をしていた日もあったので、
当時の1日分を1食で食べています(笑)

2012年6月11日月曜日

単純作業とフロー状態

僕はわりと、単純作業得意なようです。
大学時代に所属していたNPOで
活動していたときから
なんとなく気付いていたんですが。

同じ作業をひたすら繰り返すことに
没入できるし、その際の作業スピードも
どうやら平均より速いようです。
(上には上がいっっぱいいますが)

どうすればより効率的に(というか楽に)
作業できるか以外のことを考えずに、
目の前の作業を黙々とこなし続けると、
フロー状態に入れるんですよね。

そうすると、
楽しいというか、達成感があるというか。
時間が過ぎるのも早く感じられて、
良いこと尽くしです(笑)

ただ、どんな単純作業でもフローに入れる
というわけでもないんですよね。。。

「やりたくないなぁ」と感じる作業は、
フロー状態に入りにくいですし、
入れたとしても長続きしません。

僕の場合、作業の難しさは、
フロー状態に入れるかは入れないかには
あまり影響しないなぁと思えるので、
やっぱり、「やりたいかやりたくないか」
がフロー状態に入れるかは入れないかを
左右している気がしています。

だから僕は、
「意味があると思える単純作業」
が向いているのかなぁ、、、ということを
草むしりしながら考えていました。


6月の中下旬の予定は、
ざっくりとしか考えていなかったのですが
さっそく予定が変わっています(笑)

北海道のWWOOFホストさんのところで
1週間滞在させてもらう予定でしたが、
延長させてもらっています。

楽しいしご飯が美味しいし居心地が良い、
という理由もありますが、
いまやっているアスパラ畑の雑草抜きを、
終わらせて達成感(?)を味わいたい、
というのが一番の理由です(笑)

2012年6月10日日曜日

【WWOOF体験記】ウーファーいろいろ

今日は、どんな人が
ウーファーに来ているのかを紹介します。

僕がいる北海道のニセコ近くの農園には、
いつも複数のウーファー(2~5人)が
滞在しているようです。

期間は、1週間~2ヶ月程度といろいろ。

日本人のウーファーは少ないようで、
台湾・香港の方が一番多いみたいです。
他にも、アメリカやオーストラリア、
ヨーロッパからも来ているとのこと。

海外から来られている方は、
日本語ができる方が多く、
(片言からペラペラまで幅広い)
英語はもちろんできる方ばかり。
WWOOFだけで来るという方は少なく、
北海道の他の場所や東京、京都などの
観光にも行っている人が多いようです。

男性と女性では女性の方が多くて、
僕が滞在している間に、
6人の女性と期間が被りましたが、
男性は1人だけです。
(はじめの1週間は男1人でした。。。)

意外と自由時間がたくさんあるし、
作業中も話しながらやることが多いので、
ウーファー間のコミュニケーションは
けっこう活発です。

ホストの方とも、食事のときに、
いろいろおしゃべりしています。

あくまで、僕がいまお世話になっている
ホストさんでの話ですので、ご承知置きを。


今日の午前中はホストさんの農園ではなく、
ホストさんのご友人の方のところで
お手伝いをしました。
その方は、しいたけ農家さんで、
ホストさん以外の農家の方とも
出逢えることができて楽しかったです。

2012年6月9日土曜日

【WWOOF体験記】ウーファーの作業内容の一例

昨日、WWOOFの体験談第一弾として
ウーファーの1日の流れを書きました。
興味がある方は、
前日のブログをご覧ください。

今日ご紹介するのは、
僕が滞在している北海道のニセコ近くの
あるホストさんの場合の、
もう少し具体的な作業内容などです。

僕が滞在しているこの1週間の、
主な作業はアスパラ畑の雑草抜きです。

無農薬で栽培されているので、
雑草がすぐに生えてきてしまいます。
それを人力でひたすら抜いていきます。

他にも、トウモロコシやレタスを育てる
ポット作りもさせてもらいました。

いまいるホストさんのところでは、
ご飯はホストさんが作ってくださります。
僕たちウーファーは、
手伝いや片づけを担当しています。

ちなみにホストさんは、
季節によるかと思いますが、
朝は明るみ始める3~4時くらいに起き、
野菜の収穫や出荷準備をされています。

夕方、ウーファーが作業を終えた後も、
夕食の前まで作業をされています。
ウーファーと同じ作業はされず、
野菜(畑)の手入れや加工品の製造を
されているようです。

また、夜はウーファーと同じ頃に
寝られることが多いです。

以上、いま滞在している農園での例で、
季節によって異なると思いますし、
ホストさんによっても異なります。
(午前中にゲストハウスの手伝いのみ、
 というホストさんもあるみたいです)

ご参考になれば幸いです◎


今日はオフの日でした。
ミルク工房というところや温泉、
神仙沼という観光地に、
ホストさんに連れていってもらいました。
疲れがやや溜まりつつあったので、
よい休息となりました。

2012年6月8日金曜日

【WWOOF体験記】ウーファーの1日の流れ

日本ではまだあまり
WWOOFの認知度が高くないせいか、
ウーファーの体験談って、
検索してもあまり見つかりません。

なので、僕が体験したWWOOFの
活動も記録しておきます。

僕が滞在している受入先(ホスト)は、
北海道のニセコ近くの農家さんです。
ずっと有機無農薬で栽培をされていて、
野菜や加工品などを直売されています。

(詳細興味ある方は直接連絡ください。
 連絡先はプロフィール参照)

■ウーファーの1日の流れ
 7:30~ 朝食
 8:30~ 午前の農作業
12:00~ 昼食
13:30~ 午後の農作業
16:00~ 自由時間
19:30~ 夕食
21:00~ 自由時間

だいたいの流れはこんな感じです。
農園によって1日の流れは異なりますが、
WWOOFは1日6時間労働を
推奨しているようです。

もちろん、ホストの方はもっと朝早くから
夕方遅くまで働かれています。

僕は、4時半頃に1度目が覚めますが、
22時~6時の8時間くらい寝ています。

自由時間は、ホストの方や
他のウーファーと話したり、
突然日本語教室や英語教室が始まったり、
このブログを書いたり、
ぼんやりしたりしています。

今回の旅には、
本は1冊も持ってきていないので、
東京にいた頃とは全然違う
時間の過ごし方をしています。

時間の流れがゆったりとしているというか、
心がとても落ち着いているというか。
頭より心に重心が寄っている感じがします。


今日の午後は、お世話になっている農園の
ウーファー向けプロモーションビデオの
撮影がありました。
日本語、英語、中国語あり、
なぜかダンスあり歌ありで面白かったです。
(ダンスと歌の場面は僕は撮影役。笑)

2012年6月7日木曜日

この旅の大まかな目的

いま僕がしているこの旅の目的というか、
趣旨というか、背景というか。
曖昧ですが、書いておこうと思います。

いま僕は、北海道から出発して、
WWOOFを利用して(ウーファー)、
農家さんのお手伝いをしながら、
日本各地を転々とする、
という旅をしています。

大きな目的(というか何というか)は、
移住先(農業を始める場所)を探すこと
です。

そのためにもっとも大事なことが、
「人との出逢い」と「場所との出逢い」
だと思っています。

ただ旅をしていくだけでは、
「場所との出逢い」はできても
「人との出逢い」は難しいんじゃないかな、
と思ったので、
WWOOFを利用することにしました。

WWOOFは、簡単に言うと、
農家さん(ホスト)が寝床と食事を提供し、
利用者(ウーファー)が労働力を提供する、
というお金を介さないやりとりです。

このWWOOFを利用して、
各地の農家さんの所で数日間滞在し、
農作業のお手伝いをしたり、
ホストの方とお話しさせてもらったり、
ウーファー同士で交流したりするなかで、
素敵な「出逢い」につながればいいな、
と思っています。

まぁ、それだけじゃなくて、
日本のいろいろな場所に行ってみたい、
という想いもあるので、
全都道府県踏破までは考えていませんが、
行きたい場所には観光のみでも
行こうと思っています。

あと、最近の悩み(?)は、
海外に行きたい欲も出てきたこと。
まだ一度も日本から出たことがないので、
今の機会に行っておきたいなぁ、と。
はじめて行くなら面白い場所がいいけど、
どこがいいかなぁ、とか妄想しています。


WWOOF4日目が終わりつつあります。
農作業している間は、
無心になっているか、考え事をしているか、
歌が頭の中をまわっているか、
「終わり」を気にしているか、です。

上に書いたのが集中力が高い順なので、
もっと無心な時間が増えたらいいな、
と振り返る夜更けです◎

2012年6月6日水曜日

農業をやりたい理由では「ない」こと(その2)

農業をやりたい理由では「ない」ことを
昨日書きました。

そこで書いたのは、
・地域活性化とかまちおこしではない
・農業界の革新ではない
・ソーシャルとかノマドではない
の3つですが、
1つ目しか詳しくは書けなかったので、
残り2つについて改めて。

ソーシャルとかノマドではない、
というのは、まぁ、そのままです。
いま流行りのこういう類のものは、
一手段にすぎないじゃないですか。
だとしたら、それは、
目的にするようなものではないかなぁ
と思うんです。

農業界の革新ではない、というのは、
逆から言うと、
まずはしっかり自分で農作業をやりたい
ということです。

もう少し抽象的に言うと、
自分で最終的な成果に責任を持つ働き方
をしたいな、
外部から入って頭だけ使うような働き方
はしたくないな、と思っています。

自分で実際にやった上で、
実感をもって浮かび上がってくる想い。
そこに目を向けて、そこを起点に、
次のステップに進めたらいいな、
と今は考えています。


WWOOF3日目の農作業が終わりました。
毎日おいしいご飯をたくさん食べて、
畑に出て体を動かしています。
ブヨが100匹くらいまとわりつくので、
うっとうしいし噛まれるしで大変ですが、
僕は元気にやっています◎

2012年6月5日火曜日

農業をやりたい理由では「ない」こと

なぜ「農業」をやりたいと思ったのか
という記事を先日書きました。

「社会情勢」「農業の意義」「個人的想い」
の3つをそのときに書いたんですが、
今日は、農業をやりたいと思った
理由では「ない」ことを。

自分自身の出発点というか、
想いの原点を記録しておくにあたって、
やりたいと思った理由だけではなく、
やりたいと思った理由では「ない」ことを
残しておくことが重要な気がして。

書いておきたいのは、
・地域活性化とかまちおこしではない
・農業界の革新ではない
・ソーシャルとかノマドではない
という3つです。

最近、地域活性化とかまちおこしとか、
地方を元気に、とか一種の流行のように
耳にしたり目にしたりする機会が多くて。

その大きな方向性としては賛成というか、
必然的な流れだと感じているんですが、
どうも、その内容というかやり方に、
僕は違和感を覚えるのです。

地域活性化とかまちおこしって、
それ自体をやろうとすることではなくて、
他の何か(農業、漁業、観光業等)の、
価値を最大化することによって、
結果として達成できることだと感じています。

だから、僕は、
「農業」をしっかりとやりたい、
という意志を持っていますが、
地域活性化をしたいという
特別な想いは持っていません。

もちろん、
自分が自分のやるべきことをやった結果、
地域の活性化につながるようなことが
できたらいいなと考えています。


さて、昨日(4日)から、
ニセコ近くのとある農家さんのもとで、
WWOOFを利用して滞在しています。
その話も追々。

2012年6月4日月曜日

どのような指針を持ちたいか

昨日書いた「どう生きたい/働きたいか」
の続きです。

「『枠』にとらわれない自由なあり方
 だったんです、僕が惹かれると同時に
 畏怖の念を抱いていたものは」
と書きました。

じゃあ、
「枠」にとらわれない自由なあり方で
いるためにはどうすればいいか。

その問いに対する僕なりの指針も、
この「自分の仕事」を考える2日間に
参加することで見えてきたんです。

それは3つあって、
「物事の本質」「対象の価値」「自分の心」
です。

つまり、自分が何か決断したり行動したり
考えたりするときに、

これは物事の本質をとらえているか
(枝葉末節や形骸にとらわれていないか)

これは対象の価値をとらえ、引き出し、
最大化しているか

これは自分が心からやりたい、正しい、
やるべきと思っていることか

という問いを自分の中に持ち続けたいと、
この3日間のイベントで気付いたんです。

2012年6月3日日曜日

どう生きたい/働きたいか

6月1日の夜、2日終日、3日終日と、
「自分の仕事」を考える2日間in札幌
というイベントに参加していました。

進行役の西村佳哲さんの本が
すっごく好きで影響を受けていることと、
僕のために用意されたかのような
場所と日程なので参加するしかないな、と。

参加してみて、ですが、
「働くことや生きることについての、
 自分の考え方がより明確になった」
というのが、感想というか収穫です。

どういうことかというと、
「僕は、『枠』にとらわれたくない」と、
よりはっきりと自覚できたんです。

みんなが「常識」だと思っていることとか、
社会のしがらみだとか、変な慣習だとか。
そういった非本質的な「枠」にとらわれ、
いつの間にかそれを、
当たり前のこととして受け入れてしまう。

それが「大人」になることだとか、
社会を「うまく」生き抜くためのコツだ、
というなら、
僕は「大人」になりたくないし、
「うまく」生きたいとも思わないんです。

僕が両親の次に影響を受けているのは、
作家の森博嗣氏(の著作)なんですが、
なんでこんなに影響を受けているのか、
なんでこんなに惹かれているのか、
それを言語化できていませんでした。

あと、語弊があるかもしれませんが、
自閉症等の障がいをお持ちの方の
ドキュメンタリィが観れないというか、
一種の畏怖の念すら抱いていたんです。

それが、この3日間のイベントを通して、
一本につながったというか。

『枠』にとらわれない自由なあり方
だったんです。
僕が惹かれつつも畏れていたものは。

それに気付けたこと。言語化できたこと。
自分もそうなりたい、そうありたいと、
実感できたこと。

そういう意味で、すごく大切な3日間でした。

2012年6月2日土曜日

なぜ「農業」をやりたいと思ったのか

「どうして農業をやろうと思ったの?」
と聞かれることがよくあります。

僕は直感的に判断するタイプなので、
何となく、今の僕にはこれだなと思った、
という曖昧な理由が正直なところ。

もちろん、興味があるからなんですが、
それ以外にざっくり挙げるとすれば、
「社会情勢」「農業の意義」「個人的想い」
の3つがある気がしています。

地球の人口増加や日本の高齢化、
食糧自給率の低さ、TPP等々を考えると、
食の本流たる農業の重要性が、
今後ますます大きくなると感じています。
これが、「社会情勢」側面の理由。

「農業の意義」という意味でいうと、
人間が生きていくために必要不可欠な
「食」を生み出す産業として、
農業はとても本質的な営みだと思うのです。

そして、「個人的想い」として、
ひとりで農業に挑戦することで、
自分ひとりでできることの限界や
無力さを痛感したい、という理由もあります。

それぞれの理由やその他の要素について、
もっと詳しく説明することもできますが、
またそれは機会があればということで。

さて、1日から札幌にいます。
東京と違ってとても涼しくて気持ち良い。
1日の夜から3日の夜にかけて、
とあるイベントに参加しています。
そこでの話も追々書いていきます。
読んでくださりありがとうございます。

2012年6月1日金曜日

ブログ、はじめました

あるときに何をやったかは覚えていても、
そのときに何を感じ考えたかを思い出せないことが、
わりとある気がするんです(少なくとも僕は)。

でも、本当に大事なのは、何をやったかよりも、
何を感じ考えたのかじゃないのかな、と。
だから、その記録を残そうと思いました。

ぼくの「さすらい」の日々の、感性と思考の軌跡。
楽しんでいただければ幸いです。