2012年6月19日火曜日

自然の一部になる

お客様の課題を解決するために、
社会課題を解決するために、
といった言葉の裏にあるように感じられる
上から目線への違和感について昨日書きました。

今日は、その続きで、
じゃあ自分は何のために働くのかについて、
白神山地を観光した際に思ったことを。

樹齢約400年のブナの大木を前に、
30分くらい1人になれる時間があったので
木と対話、、、はできませんでしたが、
静かに木と向き合うことで湧き出る
自分の内からの声と対話していました。

400年って、すごいなぁ、と。
日本だと、江戸時代がはじまったくらい。
そんな遙か昔に生を受け、繋いでいる存在。
ただ長生きだからすごい、というのではなく
生命としての強さがとてつもないというか。

人間には生き得ないその年月を生くる存在に
抱くのは、ただただ、畏敬の念で。
この生命を、人間のおこないが原因で
途絶えさせてはならない。

そう、思ったんです。

それは、この大木だけに限った話ではなくて。

自然、もっと言うと、地球を次代に繋げる。
これは、人間の使命ではなく、
犯してはならない宿命なんじゃないか。

だとすると、僕は、
お客様のために、とか、社会のために、
ではなくて、自然の一部になるというか、
自然のより良い歯車のひとつになるというか。

自然を守る、となると違う気がするんです。
守る、というとき、
自然を人間とは別の存在と捉えているし、
「上から目線」のニュアンスもありますし。

どういう形で実現していくか。
農業なのか、それともほかの何かなのか。
具体的なことは何もわかりませんが、
忘れたくない想いとして。


昨日の昼に気仙沼を出て、陸前高田に。
バスを市役所前で降り、
駅の方へ坂を下っていく途中にある
「りくカフェ」というところに立ち寄ると、
鈴木旅館さんを紹介していただき、
電動自転車まで貸していただきました。
陸前高田をまわり、夕飯は未来商店街で。
「りくカフェ」のかたに、
いろいろ紹介していただいたおかげで、
半日でしたが無事に過ごすことができました。

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