2012年8月31日金曜日

逢ってくださる方がいる喜び

この旅を6月1日に北海道からはじめて、
3回くらい東京に寄る機会がありました。

ぼくは自分から誘うのがとても苦手なので(笑)、
(断られるのが嫌というわけではなく、
 断る際に相手に気を遣わせてしまうのが嫌)
何人かにはぼくから声をかけましたが、
Facebookで「誰かご飯食べませんか?」と
呼びかけたりもして。

いずれのパタンにせよ、
3回とも、大学時代の友人であったり、
社会人時代の友人や、前職の同僚の方など、
誰かしら会ってくださる人がいて、
それはとても嬉しいことだなぁと思っています。

ほんとに、ありがとうございます。

2012年8月30日木曜日

ほぼ日に学ぶ理想の働き方

ほぼ日刊イトイ新聞( http://www.1101.com )
というサイトをご存じでしょうか。

会社を辞める前、
自分はどんな働き方をしたいんだろう、
と考えていたときに思い浮かんだのが、
この「ほぼ日」でした。

ほぼ日刊イトイ新聞(通称:ほぼ日)は、
新聞という名前の通り、
毎日いろいろな記事を掲載するウェブ媒体です。

どこがぼくにとって「理想」と思えたかというと、

ほぼ日で掲載されている記事は、
代表の糸井重里氏と著名人との対談や、
素敵な商品やイベントや特集など、
すべてほぼ日の乗組員(=社員)の方が
本当に好きなことを紹介している、という点です。

自分たちが本当に良いと思っていることを、
取り上げて特集して記事にして。
(しかもその記事は無料で読むことができます)

その内容に共感というか面白いと思った人が
ほぼ日のファンとなって。

そして、記事だけではなく、
自分たちが本当に良いと思える「モノ」を作ったり
紹介することでネット物販をおこない、
その「モノ」のファンである読者が購入して。
(日本で一番売れている手帳のほぼ日手帳や、
 ほかにも器やタオルやシャツ、カバン等々)

この流れで、みんな自分が好きなようにしているし、
誰も自分を偽っていないし、
誰も自分の嫌なことをしていないんです。

通常のビジネスモデルでは、
売り手と買い手の利益が競合することや、
会社と従業員の方向性が異なることがままあるので
ほぼ日の働き方というか、組織のあり方というか、
ビジネスモデルというか。

本当に心地よいなぁ、と。

今後、自分の人生において、大切にしたい働き方です。

2012年8月29日水曜日

【WWOOF体験記】熊本のホストさん

いまお世話になっているホストさんは
新規就農して6年目、30代半ば。
(しかも最初の5年間は1人で)

農協や民間の中間業者、レストラン等への出荷はせず、
ほぼ毎週の個人宅配を軸にされています。

個人宅配されている野菜セットの中身は
年間で約50種類の旬の野菜、卵に加え、
近所のおばちゃんが作っているブルーベリーなど。
お米は去年までは自家用のみで、
今年から面積も増えたので出荷するかもとのこと。

もちろん、すべて無農薬の有機栽培です。

・・・ということで、いろんな点において、
僕にとってのモデルケースのような方。

(蛇足ですが、ヴィパッサナーや内観法を経験、
 という希有な共通点も。笑)

農作業だけではなく、これまでのプロセス等、
とても勉強になります。


台風の影響もあってか、
WWOOFで訪れてからずっと、
雨が降ったり止んだりという天気が続いています。
蒸し暑くて汗がめっちゃ出ます。。。

2012年8月28日火曜日

【WWOOF体験記】南阿蘇の風景

8月25日の夜から、
熊本県の南阿蘇でWWOOFしています。

熊本県は、高校の修学旅行で阿蘇山に行って以来。

もともと旅に出る前の大まかな妄想では、
熊本でWWOOFするつもりはなかったのですが、

「熊本の阿蘇のあたりがいいらしいよ」と
旅をする中で出会った複数の人から聞いたので、
そりゃ行ってみよう、ということで来ました。

阿蘇の山々に囲まれ、かつ空の広い雄大な景色が
とってもとっても気持ち良いです◎

ホストさんの住まれているところは
標高400mくらいとのことで、
夏でもそんなに暑くはありません。
(もう既に夜なんか涼しいくらい)

これまでWWOOFで北海道、埼玉、長野、山梨、
と訪れてきましたが、風景は一番好きだなぁ。

ほんと、空の広さと山の緑が気持ちいいんです。

2012年8月27日月曜日

高千穂峡観光写真:国見ヶ丘からの眺め

秋口には雲海が見えるらしいです。
雨雲が立ち込めている景色は見れましたが(笑)

高千穂峡観光写真:高千穂大橋

古い橋と新しい橋が調和(?)していて
いい眺めでした◎

高千穂峡観光写真:切り立つ峡谷

悠久のときの流れによって
自然にそうなった姿は
とても雄大で凄まじかったです◎

高千穂峡観光写真:真名井の滝(その2)

先ほどとは逆から。

ちなみに、ひとりボートは寂しすぎたので、
やめときました(笑)

高千穂峡観光写真:真名井の滝(その1)

昨日ちょこっと書きましたが、
一昨日は高千穂峡を観光していました。

とても気持ちの良い場所でした◎

2012年8月26日日曜日

【WWOOF体験記】山梨のホストさん(その2)

1週間、桃のジャムを作り続けての感想ですが、
ジャム作り自体はとても楽しかったです。
大量の桃を切り刻んで、煮込んで、瓶詰めして、
と無心にやっていました。

ただ、桃農家にはなりたくないな、、、
とも思いました(苦笑)

というのも、収穫期が限られているので、
加工等の手は打てるとはいえ、
販売できる期間が短すぎるというのが1点。
(これは果樹のほぼ全般に言えることですが)

あと、桃は悪くなるのが早いので、
熟しすぎて店頭に出せなくなったり、
加工が追いつかなかったりすると、
あっというまに腐ってしまいます。
それを毎日のように大量に捨てるのは、
精神衛生上、ぼくにはキツいな、と。。。
(もちろんほかの果樹や作物でも、
 捨てないといけない局面は出てきますが)

甘っちょろい考えですが。


昨日は泊まった延岡から移動して、
高千穂峡に行ってきました。

晴れと大雨が交互にやってくる
山らしいなんともいえない天気でしたが、
晴れの高千穂も雨の高千穂も楽しめました◎

2012年8月25日土曜日

【WWOOF体験記】山梨のホストさん(その1)

8月5日の夜~8月13日の朝は、
山梨県のとある果樹農園でWWOOFしていました。

ちょうど桃やブドウの収穫期で、
かつお盆前ということで書き入れ時で、
ホストさんはとても忙しそうにされていました。

実質1週間の滞在で、畑というか外で作業したのは、
ホストさん家の庭のスモモの収穫をした半日だけで、
あとはず~っと、加工のお手伝いをしていました。

ホストさんの農園では、桃が豊作だったようで、
売っている量よりも穫っている量の方が、
圧倒的に多い状況でした。

桃はあっという間に悪くなってしまうので、
熟しすぎた桃を、
(美味しいけど日持ちしないから店頭に出せない)
ジャムにするという作業を1週間していました。

収穫をしてみたかった気持ちも多少はありますが、
加工のお手伝いも旅の途中で一度くらいは
やりたいと思っていたので、良い体験ができました。


昨日も1日中移動日で、博多から宮崎県の延岡へ。

そういえば宮崎県出身の友人がいたなぁ、
とメールしてみたらなんと実家が延岡とのこと。

そんな偶然もあるんだなぁ、ということで、
駅近くのチキン南蛮のお店を教えてもらい、
旨い飯にありつけました◎

2012年8月24日金曜日

「自発」とは

自発的であることが、
人生や仕事において一番重要だと思う、
と昨日書きました。

自発的とは、自分の意志でおこなっていること、
ですが、「自発的になる」ことが重要なのではなく、
「既に自発的である」ことに気付くことが
重要だと思うんです。

というのも、小さい子どもや病気の方をのぞいて、
ほとんどすべての人は、
自分自身の意志で選択した人生を生きているからです。

「いや、わたしは強制的に●●をやらされている」
と思うことがある人もいるかもしれませんが、
それも結局のところは、
「やらないことで受けるダメージ」と
「やることで受けるダメージ」を比較考量して、
やることを自分で選んでいるにすぎません。
(意識的にせよ無意識的にせよ)

たとえば、、、
会社の上司にトイレ掃除を命じられてやるとき、
やらないで受ける被害(怒られる、減給、解雇等)と
やることで受ける被害(嫌な感情、時間等)を比べて、
やった方が得だと判断してやっているわけです。

だとすれば、
その自分の選択の結果であることに意識的になり、
「やらされているからやっている」ではなく、
「自分でやると決めたからやっている」
と考えた方が、同じ「やる」にしても、
臨む姿勢(責任感や当事者意識)が異なり、
結果として自分に返ってくるものも、
大きくなると思うんです。

それに、自分で決めたからやっている、
と考える方が、気持ちもいいですよね。


昨日は実家から博多まで、
JRの在来線で約13時間かけて移動。
さすがに疲れました(笑)

2012年8月23日木曜日

自立ではなく、自発

ビジネス研修の会社で働いていたとき、
企業の求める人材の要件の一つとして、
「自立(自律)」がよく挙がっていました。

ぼくはずっと、この「自立(自律)」という言葉に
何とも言えない違和感を覚えていたんですが、
その違和感の種がなんとなくわかった気がしました。

そもそも、自立(自律)している状態、
というのが曖昧なんですよね。

仮に、自分一人で仕事を進められることだとして、
では真の意味で一人で仕事ができる人なんて、
本当にいるんでしょうか。
(少なくとも企業にはいないんじゃないかなぁ)

定義すればいい、という話かもしれませんが、
わざわざ定義しなければならない言葉を使うのは
ナンセンスですし、共有する手間もかかります。

まぁ、それはさておき。

「自立(自律)」ではなく、
「自発」と表現すればしっくりくるな、
とぼくは思ったんです。

自発的であること、つまり、
自分の意志でおこなっていること。

仕事をするうえだけではなく、
一人ひとりの人生をいきるうえで、
この「自発」が一番大事なんじゃないかな、と。


今朝まで約1週間、実家に滞在して、
ちょっとした事務手続きをしたり、
ごろごろしたりしていました。

今日はほぼ一日中電車で移動(まだ移動中)。
やや疲れています(笑)

2012年8月22日水曜日

【WWOOF体験記】新規就農のポイント

8月4ー5日はWWOOFではなく、
ネットで見つけた農家さんに直接連絡して
お世話になっていたことを昨日書きました。

そこの農家さんは、
HP経由の直販(野菜セット)と
小規模な流通会社さん(消費者クラブ)への出荷を
柱とされていました。

また、冬は寒くて作物を育てられないため、
じゃがいもやにんじんなどを保存して
冬に出荷したり、加工食品も手掛けたり、
と栽培技術だけではなく、
農業経営のあり方もとても参考になりました。

短い間でしたがお世話になる中で、
新規就農するさいのアドバイスなども
いろいろいただけて。

たとえば、新規就農する際に必須なものや、
(トラクタ、軽トラ、中耕機、刈払機、ハウス)
持っておきたい資金(400万円)、
1,2人でやっていくのに必要な面積(7~8反)
などなど、とても参考になりました。

また、上記が不足していたら絶対に無理、
というわけではなくて、
どうやってその足りないところを埋めていくか、
そこに頭をつかう、という考え方をされていて、
とてもしっくりくるというか。

これまでWWOOFで訪れたところでは、
なかなか踏み込んだ話ができなかったんですが、
(ひとえに僕の性格の問題ですが)
農家さんご自身の経験をふまえ、
かなり具体的なお話を
聞かせていただくことができて、
とても有意義な2日間になりました。

2012年8月21日火曜日

【WWOOF体験記】化学と勘を融合させる

8月4ー5日の2日間は、
WWOOFを利用せずに、
長野の農家さんのもとでお世話になっていました。

僕が訪れた農家さんは、
(僕からみたら)とても変わったというか、
先進的というか、面白いやり方で
農業をされていました。

その農家さんがやられていた手法が、
「土壌分析」です。

農作物を育てるにあたってとても重要なのが
土壌の質です。

ずっと昔からやられているような経験豊かな方は、
良い状態の土壌というのを
経験的に知っていることがあるそうなのですが、
僕が訪れた長野の農家さんは新規就農をされた方で。
(といっても既に13年続けられていましたが)

その良い状態の土壌を作るために、
作付け前の土壌を化学的に分析することで、
いま土に足りない要素は何なのかを洗い出し、
それを付与するために必要な有機肥料を与える、
というやり方をされていました。
土壌分析を業者さんに依頼してる農家さんは
結構いるようですが、
ご自身でここまでやってはるのはすごいな、と。

また、作物を育てている過程でも、
葉っぱや実の状態を観察することで、
いま足りていない要素を分析し、
その原因を解決するために必要な対策を講じる、
ということをされていました。

その方曰く、有機栽培や自然農法など、
様々な農法の長所短所や、また病気の原因などは
化学式で説明できるとのことで、
その考え方や実践法を垣間見ることができました。

そこで感じたのは、とても理にかなっているな、
ということで。

農業に経験的判断や勘が大事なのはもちろんですが、
それらの精度を高めるために、化学的な分析を行う。
その両輪を組み合わせたことをされている
農家さんのやり方がとても興味深かったです。

2012年8月20日月曜日

WWOOFを利用せずに農家さんを訪れました

昨日、WWOOFの利点について書きましたが、
アレはチョットした伏線で。

7月23日~8月3日までの長野でのWWOOF後、
実は、2日間だけ、WWOOF経由ではない
農家さんのところにお世話になっていました。

正直、自分でも何でそんなことをしたのか、
できたのかはわからないんですが。

ネットサーフィンをしているときに偶然見つけた
長野県のとある農家さんのHPにとても興味を持ち、
是非お話をうかがってみたい、畑を見せてもらいたい
少しでいいからお手伝いさせてもらいたい、
と思い、気がついたらメールを送っていました。

とても素敵な方だったので快く受け入れてくださり、
8月4,5日の2日間だけだったんですが、
お手伝いさせてもらいました。

WWOOFを利用せずに直接連絡を取る、
というのは初めてだったので、
前日や当日はめちゃくちゃ緊張したんですが、
とても充実した時間を過ごすことができたんです。

この2日間で体験できたことやうかがえたことは、
とても大きくて。

その具体的な内容について、明日書きます。

2012年8月19日日曜日

【WWOOF体験記】WWOOFという仕組みの利点

僕はWWOOFという仕組みを利用して、
全国各地の農家さんのところで
お世話になりながら日本を旅しています。

WWOOFを利用するのに必要なのは年会費のみで、
農家であるホストさんには労働力を提供し、
ホストさんからは宿と食事を提供してもらいます。

この仕組みは、僕にとって3つの利点があります。

1つは、ホストさんはウーファーを受け入れたい、
という意志を持っていること。

農家さんの元でお世話になるなら、
HPなどで調べて、直接連絡を取る、
という方法もなくはありません。

・・・が、僕のように人見知りが激しい人には、
正直、ハードルが高いんですよね。
相手にとって迷惑かもしれませんし。

その分、ホストさんに登録されている方は、
受け入れたい、という意志を持たれていることが
わかるので、ハードルが低いんです。

2つ目は、お金(宿泊・食事)がかからないこと。
実際、WWOOFで旅をしているだけなら、
移動費や移動日の消費だけしかお金を使いません。

3つ目は、WWOOFに登録できる農家さんは、
有機栽培などをされている方だけ、という点です。

僕も自分でやるに当たっては慣行農法ではなく、
有機栽培などをやりたいと思っているので、
自分がやりたいスタイルに近い農家さんに、
高い確率で出会えます。

ちなみに、なんですが、たまに、
「ボラバイト」はやらないの?
と訊かれることがあります。

ボラバイトは、バイトという名前の通り、
お金ももらえます(そんなに多くはありませんが)。

それならボラバイトの方がいいのでは?
という気がしないでもないですが、
その農家さんがどのような農法をされているか、
ボラバイトだとわかりにくいんですよね。。。

ってことで、僕はWWOOFを利用しています。

あと、WWOOFは海外の人が、
観光ビザでできるからハードルが低いので、
色々な人と出会える、というのも面白いです◎

2012年8月18日土曜日

【WWOOF体験記】野菜のおいしさ

7月23日~8月3日の長野でのWWOOFは
昨日も書きましたが、本当にいい時期で、
ナス、キュウリ、トウモロコシ、トマト、
ニンジン、おかひじき、ブロッコリー、
キャベツ、レタス、ズッキーニなど、
旬の野菜がたくさんが収穫できました。

ホストさんは野菜の出荷はしておらず、
また、普段は5人ほどいるらしいウーファーも、
僕が訪れた期間は2人しかいなかったため、
穫りたての野菜をふんだんに食べられました。

毎日、野菜をたくさん食べていく中で感じたのは、
「美味しい野菜は本当に美味しい」
ということです。

さすらいの旅に出る前から、
もちろん野菜は好きだったんですけど、
やっぱり、お店や家で食べる野菜と、
収穫してすぐに食べる野菜では、
鮮度や味が全然違うんですよね。

これだけ美味しい野菜を食べられるのは、
それを作っている農家さんの特権なんだなぁ、と。

ひとつひとつの野菜が本当に味があって美味しくて、
メインの食材として十分すぎるほど。
12日間の滞在で、お肉を食べたのは1回だけ
だったんですけど、まったく気になりませんでした。

ちなみに、なんですが、長野でのWWOOF期間中、
東京いるときの2,3倍は食べていました。笑
でも、体重の変化はぜんぜんなくて。
毎日体を動かして汗をたくさんかいているから、
というのもあるんだと思いますが、
お肉じゃなくて野菜ばかり食べているから、
というのもあるんだろうなぁ、なんて思いました。

2012年8月17日金曜日

【WWOOF体験記】長野のホストさん(その3)

さて、今回は、
長野でのWWOOF滞在で経験したことをば。

もう、なんか、色々なことをさせていただいて、
思い出しきれないんですが(笑)

やっぱり一番多かったのは草抜きです。
有機栽培の仕事の8割は草との戦い、
というくらいで、長短はあれ、毎日やりました。

作物の周囲に生えた雑草を手で抜いていく、
というのがほとんどでしたが、
手押しで軽く地面を耕す中耕機という機械も
何度かやらさせてもらいました。

植え付けをしたものでいうと、そばの実。
初日に種を直播きで植えたのですが、
帰る頃(約10日後)には、
ちゃんと芽が出て5cmくらい育っていました。

僕が訪れたのは、ちょうど夏野菜が沢山穫れる
とてもいい時期だったので(偶然です。笑)
ナス、キュウリ、トウモロコシ、トマト、
ニンジン、おかひじき、ブロッコリー、
キャベツ、レタス、ズッキーニなどが収穫できました。

他にも、防鳥対策や、ビニルハウスの張り替え、
除草用マルチシートの剥がし、張り付けなど、
本当に様々なことを体験させていただきました。

2012年8月16日木曜日

【WWOOF体験記】長野のホストさん(その2)

さて、昨日、長野でのWWOOF滞在先の
ホストさんのところの様子を紹介しました。

物心ついてからは、
ずっと都会(というほどでもありませんが)で
暮らしてきた僕にはなかなか新鮮で、
正直、初日に着いたときは
「10日間もつかな。。。」と不安でしたが、
あっという間に慣れて、楽しく過ごせました。

このホストさんのところでは、
農業を学ぶというよりも自給自足的な生き方を学ぶ
という感じで、田畑での仕事はもちろん、
鶏や山羊、兎の世話もして、
人生初の山羊乳しぼりも体験できました。
(ぜんぜん上手くできませんでしたが。笑)

山羊乳でパニール(チーズみたいなもの)を
作ったり、パン生地コネをしたり。
パンの生地をこねるのは、とても楽しくて、
やっぱり僕は、手を使って何かを作ったりするのが
好きなんだなぁ、なんて思ったりもしました。

冬は農作業ができないぶん、
八角堂などの建築をされているそうで、
冬もウーファーを受け入れているとのことでした。

WWOOFのホストとして
ウーファーを受け入れるようになる前から、
口コミベースで住み込みの人が常に複数人
訪れるようなところだったらしく、
いまもWWOOF経由ではなくHP経由で
住み込みに来るひとが多いとのこと。
また、1年とか長期での人も多いらしいです。

ホストさんのご夫婦は、お2人とも
かなり特殊というか面白い経験を
たっくさんされてきたかたで、
ご飯の時や移動中などに聞かせていただくお話も
とても楽しかったです。

2012年8月15日水曜日

【WWOOF体験記】長野のホストさん(その1)

ヴィパッサナー瞑想を終えたあと、
7月23日夜から8月3日朝までは、
長野県の南アルプスを望む山奥で
WWOOFしていました。

ホストさんの家は標高約1300mのところ、
田んぼは標高約1000mのところ、
畑は標高約1500mと1000mのところ。
ほとんどどこでもS社圏外で、
iPhoneが使いものになりませんでした(笑)

ここのホストさんは、自給自足の生活をされていて
一部のネット販売をのぞき、
ほとんど出荷はされていませんでした。

生活に必要なものすべてを自給自足している
というわけではありませんでしたが、
かなりの割合で自給自足をされていました。

お米や野菜を作られているのはもちろん、
鶏を20羽くらい、兎を10羽くらい、
山羊を2頭飼われていました。

それぞれの動物が堆肥を作ってくれるのに加えて
鶏からは卵を、山羊からは山羊乳を、
兎は非常食にすることも、とのことでした。

お米や野菜は無農薬有機栽培で、
お米だけでも5品種ほど、
野菜は幅広く作られていて、
敷地内に無造作に植えてある果樹を含めると、
100種類くらいの作物を作られていました。

家も手作り。すべて木造で、普通の2階建てや
八角堂、プレハブ小屋などなど、
大小あわせると7棟くらいありました。

母屋は太陽光発電で、水は湧き水。風呂は薪。
トイレはぼっとん便所で堆肥としてリサイクル。
ガスだけは購入されていました。

近くに人家はなく、とても静かで、夜は真っ暗。
星が綺麗で、満月の夜には、
満月の明るさにおどろくほどでした。

2012年8月14日火曜日

【WWOOF体験記】埼玉のホストさん(おまけ)

WWOOFで行う活動は、
必ずしも農作業のお手伝いだけではなく、
ご飯を作ったり、犬の散歩をしたりもします。

僕はここでのWWOOFで、
人生初の犬の散歩を体験しました(笑)

2012年8月13日月曜日

【WWOOF体験記】埼玉のホストさん(その2)

昨日、埼玉でのWWOOF体験について書いて、
自然農法をされている農家さんだった、
と紹介しました。

自然農法の特徴の一つとして、
虫や雑草を「敵」としない、というものがあります。

もちろん農薬や除草剤は使わず、
草も抜かずに刈るのです。
そして、その刈った草をそのままにしておき、
土に返していきます。

根っこから抜くと雑草は枯れてしまいますが、
根っこを抜かずに刈るだけだと、
雑草はまたすぐ生長してしまいます。
(ほんと、ものすごい生命力。。。)

雑草の生長に負けてしまうと、
米や麦、野菜など、育てたいものが育ちません。
ですので、自然農法においては、
草刈りがとても重要なようです。

・・・が、やはりなかなか大変なようで、
僕が訪れたときは、田植え、麦刈り、豆撒きに
追われて、野菜に手が回っていないようで、
雑草だらけでした。

このように、自然農法でそこそこの規模を
運営していくのはとても大変そうでしたが、
その自然農法で育てた大豆で作られた豆腐は、
食べたことないくらい美味しかったのも事実です。
ふわふわのクリームチーズのような食感で、
何もつけずに食べても美味しいくらいでした。

2012年8月12日日曜日

【WWOOF体験記】埼玉のホストさん(その1)

7月7日の夜~7月11日の朝の実質3日間、
埼玉県のとある町の農家さんのもとで、
WWOOFしていました。

WWOOFに登録されている農家さんは、
基本、有機栽培をされているんですが、
この農家さんは、自然農法をされていました。

自然農法とは、
農薬や化学肥料を使わないだけではなく、
有機肥料をも使わない農法です。
(本当はもっといろいろ特徴がありますが)

本で読んだりして、
自然農法という道があることは知っていましたが、
一度実際に見てみたいな、と思って。

僕が訪れた時期は、ちょうど、
田植え、麦刈り、大豆撒きが重なる繁忙期で、
田植えを中心にお手伝いさせていただきました。

普通の農法(慣行農法)や本格的な有機栽培では、
機械を使って土をならして稲を植えて、、、
とそこまで時間はかからずにできますが、
自然農法は、草刈りをしなくてはいけないし、
稲も手植えだし、なかなかはかどらず大変でした。

それでも、手で草や土や虫と触れるというのは、
機械でガーっとやるのとは違う、
心の機微があるというか。

北海道でWWOOFしたときと違って、
ウーファーもホボ1人でしたし(半日だけ2人)、
作業もホストさんと同じ時間だけやるし、
なかなかしんどいところもありましたが、
とても貴重な体験ができました。

2012年8月11日土曜日

かるい近況報告など

さて、、、
新規就農に向けて、WWOOFを利用しながら
日本全国の農家さんの元を転々とする、
という旅をしているはずが、
ブログにはこれまで、
北海道でのWWOOF体験しか書いていません(笑)

WWOOFをせずに、観光や瞑想ばかりしているのか
というとそんなことはなくて、
実はいま、4カ所目のWWOOF中です。

7月1日~7日は内観法という瞑想に行って、
7月11日~22日にヴィパッサナー
という瞑想に行ったと以前書きましたが、
この間の7月7日夜~11日朝は、
埼玉のとあるところで短期間ですが、
WWOOFをしていました。

この埼玉でのWWOOFについて、明日書きます。


いまは山梨県の果樹農園でWWOOFしています。
月曜の朝にWWOOFを終え、
東京に出て用事を済ませたりして、
一気に関西まで行きます。

別に計画していたわけではなくて、
いろいろな偶然が重なっただけですが、
ちょうどお盆の時期に帰ることになりました。


2012年8月10日金曜日

あぶくま洞観光写真(その3)

あぶくま洞の鍾乳洞は、
このように様々な色でライトアップされていて、
とても綺麗でした。

あぶくま洞観光写真(その2)

大きな鍾乳洞を見たのは(多分)初めてで、
とても神秘的でした。

あぶくま洞観光写真(その1)

岩手県はほぼ通過しただけだったんですが、
後になってから龍泉洞という鍾乳洞を知って、
やや心残りに思っていたら、
福島県に「あぶくま洞」という鍾乳洞が
あるのを偶然知って、行ってきました。

2012年8月9日木曜日

山寺観光写真:山寺からの眺め

のどかな景色で、とても気持ち良かったです◎

山寺観光写真:崖の上のお寺

こういうふうに、
崖の上にお寺がたくさん作られています。

山寺観光写真:下からの景色

仙台で会った友人におすすめしてもらって行った
山形の山寺という場所の写真です。

仙台と山形を結ぶ仙山線のなかほどにあります。

2012年8月8日水曜日

松島観光写真:瑞巌寺

瑞巌寺にある、岩壁に彫られたお地蔵さん。
日本のアンコールワットと呼ばれているとか。

松島観光写真:五大堂への橋

下が見える橋。
ハチクロを思い出します(笑)

松島観光写真:遊覧船からの眺め

ぼんやりと船に揺られながらの松島めぐりは、
とても気持ち良かったです◎

松島観光写真:ウミネコ

松島m(_ _)m観光したときの写真です。

遊覧船に乗ったんですが、
ウミネコが船に群がりまくって、
ろくに島々を眺めることができませんでした(笑)

カメラ目線ですね~

2012年8月7日火曜日

ゲストハウス ミンタロハット

今日は山形市にあるゲストハウス、
ミンタロハットのご紹介です。

昨日紹介した仙台のゲストハウス梅鉢さんに
宿泊していたときに、他の宿泊者の方やオーナさんが
口々に「良かった」と言っていたので、
興味がわいたので行ってきました。

で、感想ですが、想像以上に良かったです。

まず、施設のクオリティが、
ゲストハウスとは思えないほど高い。
めちゃくちゃ綺麗で清潔で落ち着いています。

冷蔵庫には、自由に飲めるジュース類や
朝食に自由に使っていい食材まで(笑)
アイスやお菓子も100円で買えちゃったりします。

そして、オーナさんのお人柄。
とっても穏やかで温かでおもしろい方でした。

夜はオーナさんと宿泊者で料理を作って
宴会になることが多いらしく、
(ときにはバーベキューとかもしてるとのこと!)
僕が泊まった日にも、宿泊者じゃない人まで混じって
みんなでご飯作ったり、餃子握ったりしながら
日付がだいぶ前に変わってるくらいの時間まで
お酒を飲んでご飯を食べて喋って笑ってました。

山形に行かれる際は、是非ともオススメです◎

http://mintarohut.com/

2012年8月6日月曜日

ゲストハウス梅鉢

今日は仙台市のゲストハウス梅鉢の紹介です。

ここは仙台駅から仙石線で4駅の苦竹駅から
徒歩5分ほどというアクセスの良さ。

仙台の中心街からは外れているので、
静かで落ち着いた場所にあります。

とてもすてきな雰囲気のご夫婦が運営されていて
建物もとてもいい感じです。

ドミトリー形式なら2500円と安いので、
落ち着いてゆっくりしたい方や、
オーナさんや宿泊者の方と交流したい方には
とてもオススメの宿です。

http://umebachi2009.com/

2012年8月5日日曜日

リアス唐桑ユースホステル

少し前の話ですが、東北を旅しているときに
泊まったすてきな宿をいくつかご紹介します。

まず、リアス唐桑ユースホステル。

僕が気仙沼を訪れた際に泊まった宿です。

オーナのおじさんがとても気の良い方で、
初日の夜には、オーナのご友人がいきなりやってきて
宴会が始まったり(笑)

「勝手にうちを宴会場にしてんじゃねぇよ」
と言いつつも嬉しそうで(笑)

場所は気仙沼の中心街からは結構遠く、
唐桑半島の中程にあり、
高台にあって津波の被害を免れたため、
約半年間、避難所とされていたようです。

気仙沼の中心街からはバスで行けるのですが、
片道700円とチョット高めです。
(本数もあまりない。。。)

宿泊費と交通費の合計を考えると、
ただ泊まるだけなら、
気仙沼の中心街により安いところがありますが、
オーナさんや他の宿泊者の方との交流を楽しみたい
という方にはオススメです◎

2012年8月4日土曜日

「ヴィパッサナー」体験記(その4)

10日間のコースを終えてみての感想ですが、
やる前に想像していた以上に疲れました。。。

そして、当たり前ですが、悟りはひらけていません。
たった10日間のコースで悟りがひらけたら
そんな苦労はしないわけで。

この10日間で悟りをひらくというか、
よりよく生きるための手法を修行し、
第一歩を踏み出したに過ぎません。

ただ、「嫌悪」や「渇望」という
苦悩のループから抜け出るために、
身体感覚をただひたすらに客観的に観察する
という考え方・手法を知ることができたのは、
今後の人生の心の持ちように、
大きな影響を及ぼしそうだな、
という実感のようなものは得られたので、
とても有意義な時間でした。

実際に、僕はある「音」がとても嫌いで、
その「音」を聞くと、イヤな気持ちになっていたんですが、
ヴィパッサナーを体験した後、
その「音」に対する嫌悪感はかなり薄れたと感じています。

複数回参加されている方が2,3割くらいいて、
中には6回7回と参加されている方もいて。
修行の継続こそが大切なんだな、
と思うわけですが、もう一度行きたいか、
と言われると今は行く気になれないな、
というのが正直なところです。
(それだけしんどかった、ということですが)

ただ、お手伝い兼務での部分参加スタッフも
人手が足りていないらしく、
タイミングが合えばそういう形での参加は
してみたいかもなぁ、と少し思っています。

2012年8月3日金曜日

「ヴィパッサナー」体験記(その3)

では、ここからは僕の体験談を。

まず、前半の「呼吸の観察」ですが、
これが僕にはとても大変でした。。。

眠い。座禅し続けて体中が痛い。
雑念がわき続ける。むしろ雑念しかわかない。
僕は過去に読んだ本の内容や、
これからの旅のことなど、最初の3日間は、
ほんと雑念に悩まされ続けました。。。
(人によっては幻覚を見た人もいました)

3日目の夕方から、雑念がわく頻度が減ってきて
多少集中できるようになりましたが、
それまでは帰りたくなる瞬間もありました(苦笑)

4日目の午後から「感覚の観察」が始まると、
また集中できなくなったり、
そもそも何のためにやるのかという説明も、
最初はあまりされないので、
「こんなことやって何の意味があるの?」
という疑問が渦巻き出したりして、
かなりキツかったです。
5日目の午前中には、本当に帰ろうかと思いました。
(実際には許してもらえないんでしょうが)

ただ、5日目の午後に、
体の感覚がひらいたような感じがあって。
上半身から温かい蒸気のような、
もしくは生命エネルギーのようなものが、
あふれ続けているのが鮮明に知覚されて。
別に悟りを開いたわけではもちろんありませんが、
この体験があったので、このまま続けてみよう、
と思い直すことができました。

上記のような感覚は、5日目から8日目くらいまで
結構な頻度で感じられたのですが、
最後の2日間は感じませんでした。

プログラムの流れの中でびっくりしたのが、
10日目は「聖なる沈黙」が解かれて、
参加者間でのコミュニケーションが許可されること。
これは、リハビリのためにあったんです。

瞑想をやり続けたままの状態で、
そのまま外界というか世間に戻ると、
ギャップがすごすぎるというか、
感覚が鋭敏すぎるというか、やや危ないので、
そのためのクッション期間が準備されていました。

実際に、その1日があっても、
世間に戻って電車に乗ったり街を歩いたり
お店に入ったりしていると、
ずっと心ここにあらずという感覚が、
1日くらい続きました。

(その4に続く)

2012年8月2日木曜日

「ヴィパッサナー」体験記(その2)

以下、この瞑想法の考え方の僕なりの理解ですが、

人間が抱く苦悩の原因は「嫌悪」と「渇望」
というのがまず根本の思想としてあります。

人間は、自分にとって「悪い」ものを嫌悪し、
「良い」ものを渇望します。
そして「嫌悪」という感情を抱いたとき、
その「嫌悪」という感情をも嫌悪し、
「渇望」という感情が満たされたとき、
さらなる「渇望」を求めてしまいます。
このように、「嫌悪」と「渇望」という
苦悩のループから抜け出せないのです。

さて、人間が「嫌悪」や「渇望」という感情、
つまり精神的な反応をする際、
体の仕組みとして、意識的であれ無意識的であれ、
身体的な感覚を伴います。
気付きやすいところで言うと、呼吸の乱れ。
そして、気付きにくいところで言うと、
五感(あるいは六感)の微妙な乱れ。

「嫌悪」と「渇望」という苦悩が生じたとき、
前述のように、それに反応していては、
苦悩のループから抜け出せません。
だから、ヴィパッサナー瞑想法では、
呼吸や感覚をただただ「観察」するのです。

「嫌悪」や「渇望」という苦悩や、
それに対応する呼吸や感覚の乱れという身体感覚を
「嫌だな」とか「気持ちいいな」と評価せずに、
ただ「呼吸が乱れているな」や
「膝に痛みがあるな」「頬に痒みがあるな」と
客観的に、事実をありのままに、観察します。

そういった身体感覚は、
ずっとあり続けるものではなく、
長かろうが短かろうが、いずれ消え去ります。
そのように、感覚に反応せずに、
感覚が存在することや消えていくことを
ただ観察することによって、
「嫌悪」や「渇望」という苦悩も同時に消えていく

という考え方のようです。
(繰り返しますが、あくまで僕の理解です)

(その3に続く)

2012年8月1日水曜日

「ヴィパッサナー」体験記(その1)

一昨日と昨日の日記で、
7月1日から7日まで内観法という瞑想の
修行をしていたことを書きました。

そして、7月11日から22日までは
ヴィパッサナー(Vipassana)という
瞑想法の修行をしていました。
今日はその話を。

まず、ヴィパッサナー瞑想法とは何か。
「ヴィパッサナー」とは、
「ものごとをありのままに見る」
という意味で、インドに古くから伝わり、
ゴーダマ・ブッダが悟りをひらいた際に
再発見なさった瞑想法とのことです。

また、特定の宗教によるものではなく、
人類普遍の真理であることが、
講話で繰り返し説かれていました。

12日間にまたがるんですが、
初日は夕方からで、手続きや説明がほとんど。
最終日も朝早くに終わって清掃したりするので、
実質、丸10日間が修行期間です。
その10日間はいくつかの戒律を守るのですが、
1つは他人とコミュニケーションを取らない、
というものです(非言語も含めて)。

この瞑想法の目的は、
あらゆる心の汚濁を取り除き、解脱を目指す
というものです。

実際に修行としておこなうのは、
「呼吸の観察」と「感覚の観察」の二つです。
最初の3日半は「呼吸の観察」をおこない、
後半の6日間は「感覚の観察」をおこないました。

(その2に続く)