昨日のブログでもったいぶって書きましたが、
そう、頭では体験したいと思っていたけど、
心では体験したくないと思っていた、
ぼくにとっての試練とは、「屠殺」でした。
そして、ぼくは、9月3日の朝食後、
人生初の屠殺を体験しました。
今日は、その手順を、文章だけで坦々と。
(2013年12月に研修中の農家さんで、
人生二回目の鶏の屠殺・解体を体験しました。
リアルな写真つきの記事はコチラ)
■準備段階
・前日の夜のうちに屠殺するニワトリを捕まえて、
ほかのニワトリと離しておく
→段ボールの中など、暗い場所に置いておくと、
騒がないためよい
・大きめの釜などに熱湯を焚く
■屠殺段階
・ニワトリを一羽ずつ取り出し、羽交い締めする
(背中で羽をクロスさせる)
→ニワトリは自分で外せないため暴れにくくなる
・羽交い締めした羽の付け根を紐で縛る(念のため)
・足の先の方(かかとのあたり)を紐で縛る
・足を縛った紐を用い、ニワトリを逆さに吊るす
・ニワトリの目を隠すように片手で顔を握り、
もう片方の手で包丁を持ち、喉元にあて、
できる限り素早く血管まで切る
(骨にあたったところで止めるので首は離れない)
・一定時間吊したままにしておき、血を抜く
・血が抜けたらニワトリから紐を外し、
サッと熱湯につける
→羽の間に溜まっている空気が抜けるくらいの時間
・体中の羽毛をむしる(これが時間かかる)
→熱湯に通したことによってむしりやすくなっている
・サッと水洗いする
■解体段階(出刃がない場合、骨を切らない)
・まず首(頭)を落とす
・両脚をもも肉と一緒に切り落とす
・脚から膝下を切り落とす(膝下は食べずに捨てる)
・手羽先をむね肉と一緒に切り落とす
→むね肉の下にあるささみは別に切り出す
・手羽先とむね肉を切り分ける
・首と肛門を切り落とす(肛門は食べずに捨てる)
・体から内蔵部分を引き剥がす
→体の部分はガラスープに使う
・レバー、心臓(ハツ)、砂ずり等、
内蔵部分(ホルモン)を切り出し剥がし出す
(胃、胆のうは食べずに捨てる)
→レバーの下にある胆のうを破らないように注意
破れると苦い液が出てしまう
以上が、今回ぼくが体験した手順です。
もちろん、ほかにもいろいろなやり方があります。
男3人でニワトリ3羽を屠殺しましたが、
ぼくともう一人のウーファーは初めての経験
ということもあり、約4時間かかりました。
「試練」であった人生初の屠殺をしての感想は明日。
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