2012年6月18日月曜日

「~のために」というスタンスへの違和感

お客様の課題を解決するために、とか、
社会課題を解決するために、とか。

仕事の目的や動機、やりがいなどが
語られるときに
よく目や耳にする類の言葉だと思います。

そういって語られる言葉や想いは、
とても素晴らしいものです。

・・・ですが、どこか違和感が拭えない。

どんな違和感があるのかというと、
なかなか言葉にしづらいんですが、
この言葉や想いの裏にある、
「上から目線」なのかな、と感じています。

たとえば、
お客様が営業に困っているから支援する。
発展途上国の子供たちに学校を建てる。

こういったものは、事実や結果としては、
素晴らしいものだと思うのですが、
仕事の目的や動機、やりがいとして
語られるようなものなのでしょうか。
ただ自分(たち)ができることをやった結果
なんじゃないかと思うんです。

言い換えると、
「できる自分(たち)とできない相手」、
という構造にあるというか。
その優位性を感じていたいだけなのでは、
と思うこともあります。

そうじゃなくて、
それぞれできることもできないことも
持っている人同士が、
できることを出し合い交換し合った結果、
というような関係が自然なのでは、
と感じています。

相手が困っていることが、自分のできること
というのは偶然というか、結果というか。

・・・うまく言えないんですが、
この「上から目線」では?という違和感は、
自分には大事なことのように思えるので
継続的に考えたいテーマの一つです。


ってことを、北海道でのWWOOF期間中に、
アスパラ畑の草むしりをしながら
つらつらと考えていました。

16日の朝に弘前を出て、バスで盛岡へ。
盛岡ではわんこそばを食べただけで(笑)、
16日の夜~18日の昼まで、
宮城県の気仙沼市にいました。
気仙沼では何カ所かある復興商店街をまわり
美味しいご飯を食べ歩いていました。
いわゆる「被災地」と呼ばれるところの
現状を直に見て感じたことは別の機会に。

0 件のコメント:

コメントを投稿