気仙沼市の本吉地区で、
農地再生のボランティアをしていたときに、
大きな瓦礫を取り除いた区画を
地元の方にお渡しする機会に
運良く同席することができました。
6組の方々に農地をお渡しすることができて、
翌日の早朝から早速、畑に手を入れている
おばちゃんもいらっしゃいました。
少しの時間ですが、おばちゃんたちと
一緒に作業する時間も持てて。
そのときに、
ずっと仮設住宅にこもってると気が沈むからねぇ
こうやって体動かすといい気分転換になるわぁ
と言って、
お友達のおばちゃんと笑っている姿。
「ご苦労さん」「ありがとうなぁ」と笑いながら
お菓子や飲み物などを渡してくださった姿。
とても印象的でした。
おばちゃんたちの
震災前の「日常」がどのようであったか。
震災後の「日常」がどのようになってしまったか。
いずれもはかり知ることはできませんが、
畑を再生することで、土の力だけではなく、
人のつながりも生まれていくんだな、
って思ったんです。
このボランティアにかかわったみなさんが、
約1年かけてたどりついた「通過点」に、
数日の滞在期間で立ち会えたのは、
本当に幸運なことでした。
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