2012年7月27日金曜日

農地が「再生」するもの

気仙沼市の本吉地区で、
農地再生のボランティアをしていたときに、
大きな瓦礫を取り除いた区画を
地元の方にお渡しする機会に
運良く同席することができました。

6組の方々に農地をお渡しすることができて、
翌日の早朝から早速、畑に手を入れている
おばちゃんもいらっしゃいました。

少しの時間ですが、おばちゃんたちと
一緒に作業する時間も持てて。

そのときに、
ずっと仮設住宅にこもってると気が沈むからねぇ
こうやって体動かすといい気分転換になるわぁ
と言って、
お友達のおばちゃんと笑っている姿。

「ご苦労さん」「ありがとうなぁ」と笑いながら
お菓子や飲み物などを渡してくださった姿。

とても印象的でした。

おばちゃんたちの
震災前の「日常」がどのようであったか。
震災後の「日常」がどのようになってしまったか。

いずれもはかり知ることはできませんが、
畑を再生することで、土の力だけではなく、
人のつながりも生まれていくんだな、
って思ったんです。

このボランティアにかかわったみなさんが、
約1年かけてたどりついた「通過点」に、
数日の滞在期間で立ち会えたのは、
本当に幸運なことでした。


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